ビール

ついに!ONE PLUS TWOを飲みました!

ども!いつもありがとうございます!

みならいです!

今回紹介するのは、東京日本橋のCRAFTROCK BREWINGさん、三軒茶屋のちるとsakeさん、そして僕がいつもお世話になっているSanityさん三者のトリプルコラボビール、“ONE PLUS TWO”

(いつ飲むか凄く迷っていたんですが、今日はついにそれを飲みながら紹介していく会にしたいと思います!)

スタイルは、愛媛産のヒメレモンを30kgとカルダモン(スパイス)が使用されたセゾンです!(もうこの時点でワクワクが止まらない〜。)

Sanityさんが、コラボの経過などを出してくれているので、飲む前に共有させてください!

(以下、Sanity公式インスタグラムページからの引用↓↓)

凄く長くなってしまいそうですが、今回コラボに至った経緯を紹介させてください!

三軒茶屋は大きく3つの区画にわかれてます。
1:栄通り商店会(SANITYがある付近)
2:三角地帯
3:茶沢通り

『ちるとSake』さんは茶沢通り方面に位置しており、三軒茶屋駅からは下北沢方面へ徒歩5分くらいの場所。リッキー率いる “THE DAY ( @bar_the_day )”の下と言えばわかる方も多いはず。

自分含め、スタッフみんなが大好きな居酒屋さん。


料理はもちろん、雰囲気、音楽(JBLの最高のスピーカーで鳴らしてます)、そしてスタッフの皆さん。メニュー数が40種以上あり、どれもおいしそうすぎていつも迷ってしまいます。旬のお料理や和テイストな創作料理、季節のサワーなどお酒も多彩で、ついつい長居してしまう空間です。

今年の夏、サニティー周年イベントの際に最初のお客さんとしてご来店くださったのもチーム”ちる酒”でした。しかも、2日間連続で最初に来てくれて…嬉しさで震えました。

日本酒やワインも多いのですが、クラフトビールのお取り扱いもあり、特にセゾンを置いてあることが多いです。店主イツカ氏の好みとあり、サニティーでもヨロッコビールやパシフィックをはじめ、デュポンなど世界中のセゾンをチョイスして楽しんでくれています。「いつの日か、美味しいセゾンを一緒に作れたらいいね」と思ったら即行動!と今回のキッカケがうまれました。

そしてこちらも「いつの日かコラボレーションビールを作りたい!」と勝手に思っていたCRAFTROCKさん。

ヘッドブルワーリョウ氏に即相談。経緯を伝えると快諾いただけて、私たちが作りたいビールのイメージをとことん話し合う…この時間が最高に面白いし好きです。
私が勝手に『日本で1番ビールの種類を飲んでいる漢』と思っているリョウ氏から、どんどんワクワクするようなアイデアがでてくる。天才!一緒に “ちるとSAKE” へ行こうと。

数日後。
三軒茶屋に集まり、アレコレと話し合いました。もちろん “ちるとSAKE” の料理と合わせながら。そこで新しいアイデアが!それが『愛媛のヒメレモンを使うのはどうか?』というものでした。

突き刺さる酸味と山椒の香りをほんのり感じる、知る人ぞ知るヒメレモン。それを今回造るビールに入れることにより、料理にも合うし、何より斬新!面白い!!!!と方向性が決定しました。

あらゆるスタイルのビールを作り上げているリョウ氏により、フワッとしたイメージが、ギュッと言語化されていき、ではそれをどう仕上げるか?と、点と点が線となって繋がっていく流れ…。さすが!の一言でした。

醸造当日。私とアツシ、ちる酒のイツカ氏は早朝の三軒茶屋で集合します。

「おはようございます」と放ったイツカ氏の片手にはビールがあり、しっかり爆笑しました。CRAFTROCK BREWINGが入っているコレド室町テラスに到着しいざ醸造開始!

様々なブルワリーを見学させていただいてますが、やはりワクワクしてしまう気持ちは変わらず。コレド室町テラス内のCRAFTROCK BREWPUB&LIVEの隣で醸造しているクラフトロックは、まずその立地の良さと大きさに驚きます。

ある程度ビール作りの作業を進めていき、今回のキー食材である「ヒメレモン」の登場。

みんなで皮を剥いて食べてみると、通常のレモンとは異なる鼻の奥に突き刺さるような酸味と、あとから抜けてくるほんのりとした山椒の香りに驚きました!

ひとつひとつピーラーで丁寧に皮剥き、それを潰して果汁を搾る。ブルワリーの方々がSNS上などで紹介してくれるような地道で大切な作業を自分たちでも体験しました。ただひたすらに3時間ほど皮を剥き続け….とにかく大変でした。こんなに手間や時間をかけてビールを届けてくれるブルワリーってやっぱりすごい!と改めて感じた瞬間でもありました。

皮の部分と果汁に分けてタンクに入れる瞬間は震えました。ホップを入れる儀式とは異なる興奮!

この仕事をしていると、作り手の背景や想いなど感じながら日々ビールを飲んでいるつもりですが、この日を経てその感覚はまた強くなったと思います。完成したビールをお客さまに丁寧に案内し、そしておいしく味わってもらえたら嬉しいな〜と。

完成までの残りの工程はクラフトロックチームにお任せし、私たちは恒例の”掻き出し業務”へ。これがまた力を使う仕事で、ビール作りの初期工程の中で1番体力を奪われます。足腰が悲鳴をあげ、2日後にやってくる筋肉痛を想像しながら掃除を終えてこの日の作業は終了!

ブルワーさんたちがいつも仰っている『ビール造りの9割は掃除』を心と身体に刻みながら、私たちは夜の日本橋で宴の準備を始めるのでした….

ビールの話はもちろん、音楽、飲食店、街…と、色々と話し込みました。

クラフトロック、ちるとSake、そして私たち。1つの点からそれぞれ2つの点へと繋がり、そして1つのビールをつくり上げる。まさにここから命名された『ONE PLUS TWO』です。点が繋がり、それが循環し交差した瞬間に何かが生まれる といったイメージです。

余談ですが、クラフトロックではビールのイメージに合わせた楽曲をピックアップするという“お決まり”があるのですが、今回は “FUGAZI” の名盤「END HITS』に収録されている “Break” にしました。

数週間後の完成の連絡を受けて感じた嬉しさと安堵の気持ち、そして納品後サニティーチームで飲んだ瞬間の喜びと実感はたまらないものがありました!

ヒメレモンの個性ある表情と、ヘッドブルワー・リョウ氏のアイデアから生まれた「カルダモンスパイス」を顔にグラスを近づけた瞬間から感じ取れる、スッキリとした飲み口のずっと飲んでいたくなるセソンビールが完成したと思っています!

料理を邪魔しないテーブルセゾン的な立ち位置と、乾杯の1杯にもハマる存在感。サニティーに来ていただける全ての皆さんに楽しんでもらいたいです!

ちる酒さんは、ペアリングにおすすめの蟹味噌とチーズを海苔で巻いて食べるメニューも発案しています。これがほんと絶妙にマッチ!!おすすめです。

缶を手に取っていただいた方は気づいてくれていると思うのですが、ラベルもいい感じですよね!?缶のラベルをどうするかの話し合い中、イツカ氏がふと紙にペンで書き出したデザインをロゴにしました。その瞬間のノリというか勢いもまた最高!ラベル素材の質感にもこだわっているので、じっくり見てみてほしいです。


尚、ラベル貼りは几帳面な性格のD店長が担当。深夜の店内でアニソンを歌いながら手作業していましたよ笑

そして昨日12/30のこと。

クラフトロックの忘年会をちるとSakeさんで行う前に、サニティーに寄ってみんなで乾杯しようと。その際にヘッドブルワーリョウ氏が誕生日なのでサプライズでお祝いをしたいとの相談が。もちろん任せて!となりまして、その様子はストーリーズにアップ&ハイライトに残してあるのでぜひ見てくださいね!

そのまま最終営業を終え、我々もちる酒へ合流。なんと本日12/31はオーナーのイツカ氏の誕生日….。全員でお祝いをし『ONE PLUS TWO』で乾杯。最高な流れで大晦日を迎えることができました!

といった感じ。

これはビアファンとして、このストーリーの結末を絶対に見なければならない!・・

そんな使命感に駆り立てられる一本!!

ONE PLUS TWOを飲んだ感想

ということで、実際に飲んでいきたいと思います。

う〜ん!!ラベルの質感もデザインも、凄く良い感じ〜!

度数は4.5%!

改めて、スタイルはセゾンです!

【一般的なセゾンとは?】

ベルギー発祥のスタイルでエール(上面発酵)。

昔からベルギーやフランスでつくられ、農家が暑い夏の作業の合間に、喉を潤す目的で飲んでいたもの。

若干の酸味やフルーティな味わいが特徴。

先ずはグラスへ!!

セゾンらしい、ライトゴールドなカラー。

グラスに注いだ瞬間から、独自の香りがフワフワ香ってきてる〜・・・

アロマを確認。

・・・

うわぁ〜!!凄い!

カルダモン(世界で3番目に高価な香辛料)とヒメレモンの香り!

レモン、ハーブ、山椒、花が混じったような個性の強いアロマ。

独特のスパイス香を嗅いでいると、どんどんクセになって、一向にビールが飲めない!笑

お次に一口。

・・・

おぉぉぉ!!

さっぱり美味い!!

ヒメレモンがグッと顔を出してくる〜!

口に含んでから、酸味とジューシーさがジワってきます。

酸味が中心で、苦味は少ない感じ。

・・飲んだ瞬間はかなりライト?な印象でしたが、スパイスの香りが鼻に抜けつつ、ヒメレモンがかなり効いています。

でもって、さっぱり感やフレッシュ感だけではなくて、モルトの甘味も絶妙なバランスであって、酸味と調和している感じ。

(これは無限に飲めちゃいそうだ・・・)

後味・余韻もかなり短めです。

乾杯はもちろん、チーズ系、肉系の食事にも完璧にマッチ。

個人的にセゾンが好きというのもありますが、今回の“ONE PLUS TWO”に関しては特に好きでした!

飲み進めていくうちに、より酸味を強く感じてくる部分も良い感じ!

ヒメレモン・カルダモンを使ったビールは初めてで、また一つ、面白い体験ができました。

皆さん(CRAFTROCK BREWINGさん、ちるとsakeさん、Sanityさん)の今後にますます注目です!!

みならい

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