みならいです!
今回紹介するのは、北海道上富良野町、忽布古丹醸造さんの“Part-Time Lager(パートタイムラガー)”!!
ビール好きであれば一度は聞いたことのある札幌の有名店「Cider&Beer KALAHANA」さんの12周年記念で作られた一本です。
特徴は何と言っても「COLD(コールド)IPA」というビアスタイル。
(せっかくなので、スタイルについて少しだけ紹介させていただきます。)
国内では、昨年くらいからたまに耳にするようになっているCOLD(コールド)IPAは、純粋なホップの香りと味わいを引き立たせるために、ラガー酵母(あるいはケルシュ酵母)と米・トウモロコシなどの副原料を使用しながら、全体的にスッキリさせたIPAのような雰囲気のビールのこと。
(ちなみに、コールドIPAの“コールド”は、ラガー酵母がエール酵母より低い温度で発酵するので、それに由来した表現になっています。)
こんな話をすると、それってほぼIPL(インディアペールラガー)じゃん!と突っ込まれる事がありますが、確かにIPLと似ているものの、IPLはラガー酵母を使ってIPAを目指して作るビール。
一方で、COLD IPAは、ラガー酵母を使ってとにかくホップを引き立たせようとしているビールで、最終的にはIPAっぽくなるものの、別にIPAを目指して作っていない、というビールを作る上での方向性の部分が違くなっています。(アメリカ発祥のヘイジーIPAの特徴と逆を行っているので、ヘイジーのアンチテーゼだ!という声もあるなど、いま何かと注目のスタイル。)
・・う〜ん、なんとなく伝わりましたでしょうか?笑
(かなり説明に難儀します。。)
ひとまずスタイルについてはこの辺にしておき、飲めば分かるはずなので、今宵も実際に飲みながらレビューをお届けしたいと思います。
少しでも参考になれば嬉しいです!
忽布古丹醸造 Part-Time Lagerの概要
概要は、こんな感じになってます!
○ 原材料:麦芽(外国製造)、ホップ、米、コーングリッツ
○ スタイル:コールドIPA
○ 度数:6%
○ IBU:60
いざ、実飲〜!!
忽布古丹醸造 Part-Time Lagerの香り
ということで早速グラスへ。
色は、若干の濁りがありながらも、クリアな黄金色。
まずは、アロマを確認。
・・んんん!!
物凄いホップの香り!
これが本当にラガー酵母で作られたビール?と思ってしまう香りだち。
シムコー、シトラ、アイダホ7などを彷彿する香りです。
全体的にはメロン、マンゴーっぽい甘い雰囲気。
ずっと嗅いでいると、若干のレモンっぽさ、シトラスなども。
ホップのキャラクターが強烈に立ってます!
忽布古丹醸造 Part-Time Lagerの味
お次に一口。
ごくごく・・・
・・・
うわぁぁ、、ガツンとくる柑橘、苦味。
それでいて正に文字通り、ラガーのスッキリさ!
ドライで、クリアで、ホッピ〜!!
むちゃくちゃ、うんまぁぁぁ〜〜〜。
いやはや、このスッキリさ。
これはヘイジーのアンチテーゼと言われても仕方ないと思います笑
一口含むと、米っぽさを感じつつ、ホップの強烈な柑橘・苦味と融合。
豊かなシトラスが凄い良いです。
度数6%と言えど、ドライでクリアなので一気に飲めちゃう。
なんか、ホップの魅力というか、、大事なことを改めて思い出した気分になりました。
ヘイジーに疲れ気味の人はもちろん、ホップ本来の香りや苦味を忘れかけてるギークたちにしっかり刺さるビール。(もちろんホップ中毒の皆様へ全員にぶっ刺さるはず。)
記念ビールということで今後また飲めるかは不明ですが、忽布古丹さんのコールドIPA、めちゃくちゃ美味しゅうございましたm(__)m
忽布古丹さんの今後にも注目です!