こんにちはminaraiです。
先日こんなツイートをしました。
https://twitter.com/minarai_hocchan/status/1162634378465300485
上記のとおり。
ここ数年、山崎や白州、響やイチローズモルトなど高級ジャパニーズウイスキーの超過需要、原酒不足などから1本あたりの価格が高騰していますよね。
一方、過去に業界を牽引していた銘柄には全然スポットライトが当たっていなくて、一部では不味いとか批判をされていたりしてちょっと悲しい気持ちになりました。
という背景もあり、本日は過去のジャパニーズウイスキーのパイオニアとも言える「サントリーオールド」の魅力について語ってみたいと思います☺️
まだ飲んだことがない方の参考になれば嬉しいです。
オールドだけは忘れないであげてほしい!!
最大の魅力は味!
結論から書きますが、最大の魅力は「まろやかな味」です!
巷では皆さん高級ジャパニーズに目を取られていますが、こんなにもとろっと甘く、後味スッキリな美味しいウイスキーをスルーしすぎかなと思っています😌
良い意味で癖が無く、ハイボールにはもちろんですが、ロックや水割りでも美味しいし、何より日本人の口と食事に合う。
懐石料理店などでも提供されている理由はそこですよね。
ちなみにオールド(通称ダルマ)のウイスキータイプは、ブレンデッドウイスキー(グレーンウイスキー+モルトウイスキー)になってるので補足します。
グレーンウイスキー:トウモロコシ、ライ麦、小麦などの穀類を主原料にして、そこに大麦麦芽を糖化酵素として加えて製造したもの。
モルトウイスキー:大麦の麦芽だけを原料にしたもの。
ジャパニーズウイスキー産業の始まり
日本のウイスキー産業は1920年に、当時洋酒の輸入販売会社を経営していた鳥井信治郎氏と、スコットランドでウイスキーづくりを学んだ竹鶴政孝氏(マッサンで話題になった人物)がタッグを組んだ時に開始されています。
鳥井氏は日本初のモルトウイスキー蒸留所「山崎」を設立し、蒸溜責任者として竹鶴氏を抜擢したんですよね。
その後、鳥井氏が寿屋(現在のサントリー)を創業、竹鶴氏が北海道の余市に蒸溜所を開設して後のニッカウヰスキーを創業しました。
ジャパニーズウイスキーはこの二大巨人を抜きに語れませんね!
世界で最も売れたウイスキー
そんな中、1940年に山崎蒸溜所でついに「サントリーオールド」が誕生しますが、当時は戦争真っ只中で、販売に至らず。
実際に販売できたのが、10年後の1950年です。完成から10年は相当長いですよね。
当時は高級品で庶民には手のでなかったウイスキーですが、クラブやバーなどを中心に徐々に一般家庭などにも浸透していったようです。
そして、1980年には国内市場だけで1,200万ケースを出荷して、「世界で最も売れたウイスキーの称号」を手にしています☺️
こんな背景からも、オールドは国産ウイスキーのパイオニアといっても間違いではないと思いますし、この濃い歴史も魅力の一つといえますね!
実際に飲んでみた
ということで実際に飲んでみました!
オールドはこの丸っこい可愛いフォルムから、“ダルマ”の愛称で親しまれています。創業時の寿屋の「寿」もパッケージに印字されていますね。
では、いただきます。
ゴクリ。・・・うん、美味し!
香りは華やかなフルーティーさを持ち、味わいはハチミツのように甘くまろやかで、余韻は短めです。
オンザロック、水割り、ハイボールなんでもありです。ジャパニーズウイスキーに興味のある皆さん、これは必ず飲むべき1本ですよ!
おわりに
本日は、オールドについて少し語らせていただきました。
繰り返しになりますが、このウイスキーは決して不味くなく、美味しいウイスキーです!そして最大の魅力はまろやかな味ですね☺️
自称ウイスキーマニアとも言える私なので、ちょっぴり信用いただけたら嬉しいです。
少し長くなりましたが、今日はこの辺で終わりにしたいと思います。いつも読んでいただきありがとうございます!