みならいです!
今回紹介するのは、横浜、Yellow Monkey Brewing(イエローモンキーブリューイング)さんの“熱海の早摘みダイダイ Wheat Ale”!
その名のとおり、スタイルは(フルーツ)ウィートエールで、熱海「岡野屋だいだい」さんのダイダイ(熱海特産)がふんだんに使用された一本!
(昨年10月「岡野屋だいだい」の初収穫の日は、熱海市の農園にYMBメンバー10名も訪れ収穫作業をされてます! →YMBインスタからもその様子が見れます。)
まろやかなウィートエール(小麦のビール)にダイダイの柑橘という組み合わせが、本当に楽しみ〜!
今宵も実際に飲みながらレビューをお届けしていきたいと思います!
参考になれば嬉しいです!
Yellow Monkey Brewing “熱海の早摘みダイダイ Wheat Ale”の概要
概要です!

○ 原材料名:麦芽(ニュージーランド製造)、ダイダイ、ホップ、カラギーナン
○ 使用ホップ:ネルソンソーヴィン、リワカほか
○ スタイル:(フルーツ)ウィートエール
○ IBU:18
○ 度数:4.5%
○ 内容量:350ml

【使用ホップのアロマの特徴】
・ネルソンソーヴィン(NZ):白ワイン、グーズベリー、ライチなど
・リワカ(NZ):キンカン、グレフル、パッションフルーツなど
ビアストーリー・コンセプト!
江戸時代、熱海に伝わったと言われている「橙 (ダイダイ)」。
中国地方の船乗りが、遠く離れた熱海に来るために、ビタミン補給の「命の果実」として船の中で食べ、その種を熱海で捨てたところ、温暖な環境の熱海に根付いたと言われています。
ダイダイはその名前から、「代々 (だいだい) つながる橙」と言われるようになりました。
また、ダイダイは木に実ってから数年は落ちにくいことからも、「代々つながる」縁起物となっています。お正月のお飾りに用いられたり、鏡餅の上に鎮座するのはそのためです。
熱海の宝ともいえるダイダイ。しかし、近年の高齢化の影響で生産者が減少し、それに伴って生産数も減少しています。
そんな中、熱海で代々繋がれてきたダイダイを守りたいという「岡野屋だいだい」代表・岡野屋 信一郎さんの想いに共感した Yellow Monkey Brewing は、早摘みのダイダイを用いてクラフトビールの醸造を行おうと考えました。
「代々つながるダイダイ」で、人と人を繋ぎ、笑顔を広める。それは、Yellow Monkey Brewing の理念にも通じています。
ダイダイの柑橘とウィートの融合・・・
(フレッシュな柑橘&小麦のまろやかさの掛け合わせに注目!)
実際に飲んでいきたいと思います!
Yellow Monkey Brewing “熱海の早摘みダイダイ Wheat Ale”の香り
まずはグラスへ!
色はウィートビールらしい、小麦由来のにごりのあるヘイジーカラー。
キメの細かい泡が綺麗です!

グラスに鼻を近づけてみると、ダイダイの柑橘の香りがドカーン!!
奥には、キンカン、レモン、ライム、グレフルなども感じます。
想像はしてたけど、想像を超えてくるフレッシュで芳醇な柑橘香。
採りたてのダイダイをそのまま嗅いでるような、そんなアロマです!
(柑橘の香り、ずっと嗅いでいられるし、凄くリフレッシュでき る〜。)
Yellow Monkey Brewing “熱海の早摘みダイダイ Wheat Ale”の味
お次に一口!

・・・
うわぁ、、うんまぁぁぁ〜!
しっとりとした柔らかい口当たりで、ダイダイの果皮の苦味を感じつつ、全体的にとてもフレッシュな飲み心地!
乾いた喉を一瞬にして潤してくれる味わいです!
ウィートらしい丸みもあって、とても美味しい〜!!
改めて一口!
・・
口に含むと、しっとりした柔らかい口当たりから、小麦のニュアンスを感じます。
鼻の奥まで、ダイダイ、ライム、キンカンのような柑橘香が一気に駆け抜ける印象。
ボディはミディアム、ガスはほんの少し強めの設計。
苦味はほんのりとあって、ホップ由来というよりは、ダイダイの素材からくる苦味に感じます。(果皮をかじった時のような苦味。)
喉を通ると、爽やかなラスト!
余韻も短めで、結構さっぱりしてます。
飲んでいると、ダイダイが主役の7に対して、小麦が3くらいの比率に感じますが、あくまでもベースはウィートビールということで、柔らかさがしっかりあって、とても良いバランスで融合。
クセがなくてさっぱり、とても飲みやすいし、食中はもちろん、色んなシーンで楽しめる一本だと思います!
個人的にはとても好きでした!
毎年、収穫の時期限定の定番になることを願いたいです!
今宵も美味しいビールを飲めて幸せ、幸せ〜!
