みならいです!
今回紹介するのは、京都醸造さんの毬佳(まりか)!
毬佳は、京都醸造さんの数あるシリーズのうち、これまでもこのブログで何度か紹介してきた「毬一族シリーズ(ベルジャン酵母を使ったホッピーなビールシリーズ)」の新作!
(先月6月に登場しています!)
スタイルは、シリーズでお馴染みのベルジャンIPA!
特徴は、夏の季節に完璧に合うクリスプで爽やか、シャープでキレがある深い味わいとのこと。
夏を意識した一本ということなので、今宵は、ホップの柑橘香はもちろん、爽やかさ・キレにも注目しながらレビューをお届けしていきたいと思います!
(今日もめちゃくちゃ暑くて、とても喉が渇いています・・w)
京都醸造 毬佳(まりか)の概要
概要です!
香り高い風味を生むベルジャン酵母とジューシーなアメリカンホップを掛け合わせたIPAを数多く輩出してきた「毬一族」シリーズ
クリーンな飲み口とストーンフルーツのようなホップ香、ベルギー酵母の深い味わいをあわせ持ったBrut IPA。人に例えるなら、凛とした透明感とはきはきとキレのよい快活な性格で、誰をも魅了する存在。
※BrutIPA(ブリュットIPA)のブリュットは「辛口」の意味。アメリカのサンフランシスコで生まれた新しいIPAで、ビールに含まれる糖分が少なく、ドライで爽やかな口当たり。飲みやすいのが高いのが特徴。
○ 原材料名:麦芽(外国製造)、米粉フレーク、ホップ
○ 使用ホップ:ネロソンソーヴィン、パシフィックジェイド、サブロー
○ スタイル:ベルジャンIPA
○ IBU:43
○ 度数:6%
○ 内容量:350ml
【使用ホップのアロマの特徴】
・ネロソンソーヴィン(NZ):白ワイン、グーズベリー、ライチなど
・パシフィックジェイド(NZ):柑橘、ブラックペッパーなど
・サブロー(アメリカ):マンゴー、グレフル、ココナッツなど
コンセプト!(醸造家の声!)
これまで毬一族シリーズの中で、多くのベルジャンIPAを造ってきました。このスタイルは、繊細な酵母の香りとホップの個性をうまく組み合わせて、全体をうまくまとめるバランスを作りだすことが重要です。これらの要素のバランスをうまく取るコツは、いかに必要な要素を絞り、シンプルに仕上げること。
この毬佳においても、シンプルさを維持するために、ベースのほとんどがピルスナーモルトで構成されており、そこに少量の米粉フレークが加えました。お米のマイルドな風味は、酵母やホップのフレーバーを邪魔せず、よい口当たりと泡の持ちを与えてくれます。このシンプルなベースが、ホップと酵母がそれぞれの個性を存分に表現するために適した舞台、つまり真っ白なキャンバスになるのです。
使用した酵母は、おなじみの(ベルジャン)ハウス酵母です。この酵母は発酵中に複雑なフルーツ香とフェノールを生成し、またほのかなスパイス感が加わるので、ビールに独特で魅力的な個性を与えてくれます。
こうした酵母由来のフルーツ香を補完するために、ネルソンソーヴィン、パシフィックジェイド、そしてサブロといったホップのブレンドを使用しました。ネルソンソーヴィンは、摘みたてのグーズベリー(すぐり)を潰した時のような爽やかなキャラクターを持っていて、その白ワインに近いフレーバーが、ベルギー酵母由来のフルーツ香とスパイス感とうまくマッチします。パシフィックジェイドは、煮沸段階で使用され、柑橘系の香りやスパイス感をさらに強調してくれます。サブロは、ネルソンソーヴィンと一緒にアロマホップとして使用され、しっかりとしたパイナップルやココナッツを思わせる香りで背景を前の方へぐんと押し出し、フレーバーに少しクリーミーな印象を加えます。これらがすべて一体となり、これからの夏の季節に完璧に合うクリスプで爽やかなベルジャンIPAが完成しました。
蒸し蒸しとした夏の日の夜、シャープでキレがあって、味わい深い毬佳は特に美味しく感じられると思います。
(京都醸造公式ページから引用)
今回も、とても楽しみなベルジャンIPA!
実際に飲んでいきたいと思います!
京都醸造 毬佳(まりか)の香り
まずはグラスへ〜!
ゆっくり注ぐと、色は想像以上にヘイジーで、濁りのある黄色。
グラスに鼻を近づけてみると、サブローの柑橘香がしっかり前に出ています。
グレフル、パイナップル、ココナッツ、マンゴーなどの甘いニュアンスのある、爽やかな柑橘香。
この段階では、柑橘香がグッと前に出ている、シンプルなヘイジーIPAという印象です。
京都醸造 毬佳(まりか)の味
お次に一口!
・・・
おぉ〜、、美味い!!
クリスピーな味わいで、爽やかでドライ、キレがあります。
まさにブリュットIPA!
(セッションIPAでもなく、セゾンでもなく、ブリュット!この飲みやすさ・フレーバーはかなり特徴的。)
改めて一口。
口に含むと、鼻の奥にグレフル、マンゴー、ココナッツのような香りが抜けていきます。
ガスボリュームはやや控えめ。
喉を通ると、グレフルのような爽やかな香りを残しながら、サラッとあっという間に消えていきます。
ボディはライト〜ミディアム。
ドライであっさりですが、モルトのベースがあるので、飲んでる感もしっかりあります。
テーマが夏、爽やかさ、キレなので、これまで同シリーズで飲んできたベルジャンIPAの雰囲気とは変わって、かなりドリンカブルなIPAです。
ゴクゴク飲めちゃう美味しさなので、暑い夏に最高!
(気を抜いたら一瞬で飲み干してるやつだと思いますww)
終始ホップの香りが豊かで、飲み始めから終わりまで、鼻に柑橘が残ってて幸せ。
夏にIPAを飲みたいけど、ちょっと重い!
飲みやすすぎるくらいのIPAが良い!
そんな悩みには、毬佳さんがお答えしてくれると思います!
ご縁あれば、是非この夏に!
毬佳は、京都醸造公式ページから購入できます!!