この記事では、ビールマニアである私みならいが、こんな疑問にわかり易くお答えしていきたいと思います!
結論から書くと、
①処理方法、②度数、③味の3つが違います。
順番に解説していくので、少しでも参考になったら嬉しいです!!
キリンラガーとクラシックラガーの違いその1:処理方法
はじめに、キリンラガーとクラシックラガーの大きな違いとしては、処理方法の違いが挙げられます。
【処理方法の違い】
キリンラガー:非熱処理
クラシックラガー:熱処理
となっています。
そうです!
ビールを作る工程の中では、発酵後の“ろ過工程”があり、そこでは長期保存などの理由で酵母を取り除く必要があるんです。
その時に、熱を加えて酵母を死滅させるのが熱処理、ろ過だけで作るのが非熱処理です。
非熱処理ビール(キリンラガー)は、いわゆる生ビール。
一方で、熱処理ビール(クラシックラガー)は生ビールではないということになります。
ですので、処理方法が味に影響して、生だから美味しい、生じゃないから美味しくないなど、そういう類のものではないですが、味に一定の違いは出てきますよ!(後ほど実際に飲んでみます。)
キリンラガーとクラシックラガーの違いその2:度数
次に、キリンラガーとクラシックでは、アルコール度数が異なっているので、その他の概要を含め比較して見てみます。
キリンラガー | クラシックラガー | |
原材料名 | 麦芽、ホップ、米、コーン、スターチ | 〃(同左) |
ホップ産地 | ドイツ、チェコ | 〃(同左) |
プリン体 | 100mlあたり7.8mg | 100mlあたり7.1mg |
スタイル | ラガー(ピルスナー) | 〃(同左) |
度数 | 5.0% | 4.5% |
参考価格 | 約200円(税込) | 〃(同左) |
度数以外の内容については、ほぼ同じになっています。
価格については希望小売価格の設定が無いため、あくまで参考ですが、多くの場合は同額で販売されていることが多くなっています。
キリンラガーとクラシックラガーの違いその3:味
最後にキリンラガーとクラシックラガーの味の違いです。
キリンラガーといえばご存知のとおり、キリッとした喉越しと締まりある爽やかな後味が特徴ですが、今回は、クラシックラガーを実際に飲んでみたいと思います。
グラスへ注ぐと、きめ細やかなモコモコ泡。
ごくごくごく。
非常に苦く、濃く、そして深い!!
それでいて、後味にはモルトの甘味とコクがしっかり長く残ります。
このコク深さが熱処理ビールの特徴の一つ。
一度飲むと、「他のは薄くて飲めん!」という方がいるのも凄く分かります。
それくらい芳醇でうまい。
ブランド誕生から130年を超えて、昭和40年頃の味わいを再現しているクラシックラガーはお世辞抜きに美味しいです( ´ ▽ ` )
味の違いを簡潔に表現すると、“爽快さのキリンラガーと、深みとコクのクラシックラガー”になると思います。
どちらも美味い!!
まとめ
今回の記事、“キリンラガーとクラシックラガーの違い”まとめです。
・キリンラガーは非熱処理、クラシックラガーは熱処理ビール(処理方法)
・キリンラガーの度数は5.0%、クラシックラガーは4.5%(度数)
・キリッとした喉越しと締まる後味のキリンラガーと、深みとコクがある芳醇なクラシックラガー(味)
の大きく3点が違う、という内容で書かせていただきました!
その時の気分で飲み分けられるキリンラガーとクラシックラガー。
あなたはどちらが好きですか?
改めてじっくり味わったクラシックラガーがコク深くて美味しかった〜(*´∇`*)