みならいです!
今回紹介するのは、ベアードビールさんの“ウエストコーストウィートワイン”!!
普段はなかなか聞きなれないスタイルということもあり、今日はいつも以上にマニアックな回になるかもです。(笑)
ウィートワインといえば、1980年代にアメリカ西海岸で誕生したスタイル。
ベースとなっているのは、バーレイワインというスタイルで、違いはシンプルに原料。
バーレイワインはバーレイ(大麦(麦芽))、ウィートワインはウィート(小麦(麦芽))をベースに作るビールになってます。
そもそもバーレイワインは、イギリス発祥のスタイル。
寒い土地柄で、ブドウを栽培できなかったことから、ワインに対抗して、高いアルコール度数で、長期熟成ビールを作ったのが始まりと言われてるんですね。
そんなバーレイワインから着想を得て誕生したのが、ウィートワインというもの。
特別な原料を使用してるということはなく、基本的には、麦芽・ホップ・水。
それを熟成して仕上げていくということで、もうこの時点でワクワクが止まりませんよね(笑)
今回はそんなウィートワインをレビューしていきたいと思います。
参考になれば嬉しいです!
ベアードブルーイング ウエストコーストウィートワインの概要
概要です!
(炭酸ガスは、瓶内二次発酵の自然発砲!個人的にとっても好きです!)
○ 原材料:麦芽、小麦、ホップ、酵母
○ スタイル:ウィートワイン
○ 度数:10%
○ IBU:80
○ 内容量:330ml
○ ラベル記載文:アルコールの熱さとドライな余韻が心地よく続くふくよかなエール。
ウィート・ワインは、1980年代にアメリカ西海岸で燃え始めたクラフトビール革命を象徴するビアスタイルである。
アメリカのクラフトビール醸造者たちの伝統への敬意と、不遜な創造性との結婚から生まれたスタイルだ。
イギリスのバーレイ・ワインをアレンジしたこのビールは、リッチでボリュームがあり、小麦をベースにしているためほのかな軽さがある。
ベアードビールの「ウエスト・コースト・ウィート・ワイン」は、大胆不敵なビールのパイオニアへのオマージュである。
風味の複雑さと穏やかで自然な発泡のためにクラウゼンを行っています。
(ベアードブルーイング公式インスタページから引用)
国内でも希少なスタイルのビールということで、久しぶりに高ぶってます。
いやはや、めちゃくちゃ楽しみダ〜!
ベアードブルーイング ウエストコーストウィートワインの香り
ということで、まずはグラスへ。
色はチョコレートブラウン、深みのある琥珀色。
活動を終えた酵母くん達が浮遊していて、いい感じです!
香りを嗅いでみると、干しブドウのような香り。
その中から、モルトの甘い香りが漂ってきて、爽やかさ、厚みを感じます。
アルコール臭は無し。
深い、とにかく深い香りだ・・・
ベアードブルーイング ウエストコーストウィートワインの味
お次に一口。
・・・
深く、複雑で、苦味が強めで、そして甘い。
う〜ん、伝えるのが難しいw
想像以上に苦味があって、重ったるさが全然無いです。
ウィートが作り出してくれる“軽さ”があって、10%といえども、凄く飲みやすい。
・・改めて大きく一口。
干しぶどうのような香りが鼻に抜けつつ、はじめに感じるのは強めの苦味。
後から甘味もジワジワ来て、苦味と融合してきます。
ガスは微炭酸程度で、比較的弱め。
喉を通ると、ここでも苦味がジワリときて、後から甘味が追っかけてきます。
全体的にはクリーン。
苦味が強めで、サッパリとしたキレも。
個人的には、最後の甘い余韻が一番好きです。
モルトの甘味がとっても良い!
ベアードさんの熟成ビール、おすすめです!
美味しかった〜!
ウエストコーストウィートワインは、公式オンラインショップから購入できます!