この記事では、こんな疑問に対してウイスキー愛好家である私みならいが、前半部分でウイスキー“山崎”の解説、後半部分では実際に飲みながらレビューしたいと思います。
※前半部分が不要であれば、目次タップで後半部分へ飛んでいただけると嬉しいです(*’▽’*)
熱を込めて徹底解説・レビューをしていきます!!
“山崎”とは
ウイスキー山崎は、サントリー山崎蒸溜所で作られるジャパニーズシングルモルトウイスキーで、創業は、サントリー創業者の鳥井信次郎氏。
山崎誕生までの軌跡を、時系列で簡単にまとめるとこんな感じになります!
・1921年:鳥井信次郎が、山崎蒸溜所建設地となる土地を購入
・1923年:山崎蒸溜所の建設に着手
・1924年:山崎蒸溜所での蒸溜開始
・1929年:鳥井氏が、日本初の本格国産ウイスキー「白札」を発売
→ 日本人には受け入れられず
・1937年:「角瓶」を発売
→ 大ヒット(その後もオールドなどが発売)
・1984年:鳥井氏次男、佐治敬三氏とチーフブレンダーの佐藤乾氏により、数年をかけた数十万樽の原酒掛け合わせ・テイスティングの末、「山崎」が誕生
現代では「日本人の手で、世界に誇る日本のウイスキーをつくりたい。」という創業者の願いも叶っている日本を代表するウイスキーになっています!
山崎蒸溜所について
山崎蒸留所は先ほども紹介したとおり、1924年に蒸溜を開始した日本最古のモルトウイスキー蒸溜所。
2015年には、毎年ウイスキー業界への多大な貢献を認められた人物や企業を表彰する“アイコンズ・オブ・ウイスキー(英国ウイスキー専門誌主催)”において、「ウイスキービジター・アトラクション・オブ・ザ・イヤー」を受賞しています。
これは本当にすごい・・・
山崎12年の受賞歴
続いて山崎12年のこれまでの受賞歴を紹介。
山崎シリーズ全体では数多くの受賞歴があり、12年をピックアップすると、
・2003年 ISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)金賞
・2009年 SWSC(サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション)最優秀金賞
・2010年 ISC 金賞
・2013年 SWSC 最優秀金賞
・2014年 SWSC 最優秀金賞
・2018年 ISC 金賞
となっています。
山崎12年の味は?実飲レビュー!!
では早速飲んでみたいと思います。
今回はミニボトルで!
色は濃い目の琥珀色で、若干の粘性があります。
![](https://i0.wp.com/alcoholiclounge.com/wp-content/uploads/2020/12/IMG_9108.jpeg?resize=1024%2C768&ssl=1)
はじめに香りから。
クンクン。
おぉ・・・バニラやモモ、マーマレードのような甘く芳醇な香り。
シンナーのような独自の香りもほんの少し感じます。
かなりの重厚感。
続いて一口。ゴクリ。
柔らかく熟したフルーツのような甘い味わい、心地良く広がるフィニッシュです!
ノンエイジの山崎と比較すると、若干複雑な印象。
若干スモーキーでエッジが効いていますが、口当たりが凄く良い。
バターのような濃厚さがあり、バニラの甘さが最高に美味しいです。
ウイスキー初心者でも飲みやすいし、初めてこれを飲んだら全員がウイスキー好きになるよな・・・と思ってしまう優しさと品格を備えています。
おわりに
日本を代表するシングルモルト「山崎12年」は、繊細さと複雑さを持ったウイスキーでした。
連続テレビ小説マッサンを境に価格が高騰し、かなり入手が困難になっていますが、価格に見合うだけの確かな味を持った一本なので、是非飲んでいただきたい一本です( ´ ▽ ` )
12年であれば、味を確かめるのにもってこいなミニボトルセット(3本で容量計150ml)もあるので便利です!
では、また〜