みならいです。
この記事では、こんなお悩みを解決したいと思います。
◯IPAとはそもそも何か?
◯IPAの代表的な種類
IPAとは?
IPAとは1980年代にアメリカで始まり、クラフトビールブームの火付け役となった“ビアスタイル(略語)”のことです。
正式には、INDIA PALE ALES(インディア・ペールエール)で、苦味とフルーティーな味わいが特徴・魅力のビールです。
IPAの起源
IPAの起源は19世紀。
当時、ロンドンからインド行きの船が出航していた港(イースト・インディアドック)付近のホッジソンズという醸造所で、船員達に苦味とホップ香、アルコールが強いビールを提供したところこれが大好評。
かなりの人気でしたが、産業としては徐々に低迷・衰退。
その後、時が流れて1970年代にカルフォルニア州のブルワリーが、ホップの新品種開発にあわせて、苦味があるのにスッキリ、かつ柑橘類のフルーティーな香りが際立つビールを開発。
この時に、その独自で新しいビアスタイルを当時のホッジソンズで提供されていたビールの呼称を発掘し、“インディア・ペールエール(IPA)”と名付けられたとされています。
こんな背景があって、IPAはアメリカ発祥ですが、歴史的に見ると起源はロンドンなんです!
IPAの代表的な種類
IPAは細分化すると、アメリカン、ヘイジー、ダブル、フルーツ、イングリッシュ、セッションなど多くの種類がありますが、今回は代表的な4つのIPAの特徴を紹介したいと思います。
アメリカンIPA
香り高いホップを多く使用し、フルーティーな香りを際立たせているところが特徴。この特徴は、発酵終了後のビールにホップを追加投入する工程(ドライホッピング)による効果。
苦味:強〜極強
度数:5.0%〜7.5%
ダブルIPA
ダブルIPAは、IPAの種類の中でも最も刺激的な苦味、高いアルコール度数を持っているのが特徴。
苦味:強〜極強
度数:7.5%〜10.5%
イングリッシュIPA
イギリス産のホップを使用するIPAがイングリッシュIPA。アメリカンIPA、ダブルIPAと比較すると苦味が控えめで果実と花の香りがあるのが特徴。
苦味:強
度数:5%〜7.5%
ヘイジーIPA
大量のホップが使用されていて、ホップの成分であるポリフェノールとタンパク質が結びついてかなりの濁りがあるのが特徴。
またIPAの特徴である苦味が弱く、フルーツジュースのような香りや、ホップの強い香りも特徴。
苦味:弱
度数:4%〜10.0%
おわりに
ということで、今回はIPAについて解説させていただきました!
・IPAとは、INDIA PALE ALES(インディア・ペールエール)の略語
・エールビール(上面発酵)
・特徴は苦味と柑橘系のフルーティーな味わい
・起源はロンドン、発祥はアメリカ
・IPAの代表的な種類は、アメリカン・ダブル・イングリッシュ・ヘイジーなど
でした。
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