みならいです!
今回紹介するのは、東京目白、インクホーンブルーイングさんの“CLEARWING”!!
(Sanityさんで購入しました〜。)
今回紹介するビアスタイルは、このブログで紹介するのが初めてとなる「マイボック(ヘレスボック)」!
ボックといえば、中世のドイツで生まれたハイアルコールのラガー(下面発酵)で、マイボックやドッペルボック、アイスボック、ヴァイツェンボックなどなど、細かく派生するスタイルです。(個人的にはベスト3に入る、大好きなスタイル!)
今回はインクホーンさんが手がけるマイボックということで、これは絶対に飲みたかった一本。(いよいよ開ける時がきた〜w)
ということで、今宵も実際に飲みながらレビューをお届けしていきます!
参考になったら嬉しいです!
インクホーンブルーイング “CLEARWING”の概要
概要です!
○ 原材料名:麦芽(ドイツ産)、ホップ
○ 使用ホップ:ハラタウ・ミッテルフリュー、センテニアル(インコグニート)
○ スタイル:マイボック(ヘレスボック)
○ 度数:7%
○ 内容量:355ml
【ビアスタイル マイボック(ヘレスボック)とは?】
ラガー(下面発酵)ビール。
ミュンヘンの醸造家がローストモルトを使わずに、ピルスナーモルトとミュンヘンモルトだけで作ったボック。
一般的に色はゴールド〜明るい銅色で、トーストのような香りが特徴。
ボディはミディアム〜フル。
【使用ホップのアロマの特徴】
・ハラタウ・ミッテルフリュー(ドイツ):花、スパイス、柑橘など
・センテニアル(アメリカ):グレフル、レモン、花など
ビアコンセプト〜!
綿菓子のような、甘さと若干の香ばしさが混ざった香りや、砂糖を乗せてトーストされたパンのようなフレーバー。
そこにちょっと遠くにある花の香りのようなフローラルさと朝露で湿った緑のようなハーバルさが加わり、伝統的なマイボックよりも少しホップ感強めの仕上がりです。
ClearwingはThe Slop Shopさんのオープン4周年を記念して何か春っぽいイメージで一緒に醸造出来ないかとお話をいただいて、色々と案を出してもらった中に個人的にとても好きなスタイルだけど中々見かけないラガースタイルのマイボックはどうかといった話から醸造にいたりました。
MaibockのMaiは英語でのMay、5月を意味していているのでリリース少し早いんじゃないのって考えもあるかもしれませんが、意味合いとしては気温が30℃近くなる日本本州の5月よりも、このスタイル発祥のドイツの気候をイメージすると春のニュアンスが強くなるのかなって思います。
ドイツの少し標高が高いところなんかは5月でやっと日本の4月頭ぐらいの季節感であることを考えるとちょうど良い時期のリリースになるかと。
アルコール度数も少し高めなので春が始まり日中の気温は上がるけど夜は少し肌寒いといった時期にぴったりのビールです。
(最高に楽しみダ・・!)
実際に飲んでいきたいと思います!
インクホーンブルーイング “CLEARWING”の香り
グラスへゆっくりと〜!
色は赤みがかった、銅色です。
かなりクリアな感じ!
はじめにアロマを確認!
・・・
うわぁ〜、めちゃくちゃ心地良い!
甘いトースト・クッキーのようなアロマで、奥にホップ由来の花のような香りが見え隠れ。
軽い感じなんだけど、甘くて香ばしい香りがしっかりと。
奥からほんのり感じるハラタウの香りが最高すぎる・・・
インクホーンブルーイング “CLEARWING”の味
お次に一口。
・・・
どひゃ〜、うまい!!
まさにインクホーンさんオリジナル。
ホップ感が少し強めなマイボック!
(これはパイントでじっくりと飲みたいやつ…泣)
口に含むと、ハラタウの花のような香りが鼻の奥にダイレクトに届いてきます。
若干しっとりした口当たりで、強めなガスも◎
口の中では、ほんのりとした苦味とモルトの甘みがしっかり融合。
そこに花の爽やかな香りが、終始乗っかっているような味わいです。
加えて、喉を通ってからのボック(ハイアル)特有のジワっとする感じも最高。
コンセプトにもある通り、通常のマイボックよりホップ感の強い仕上がりで、個人的には最高に好きでした!
モルトの甘み・旨みがギューっと凝縮された一本。
CLEARWING、ご縁あれば是非飲んでみてくださいね!
(・・・ちなみに、ヘイジーやウエストコーストスタイルなど、IPAに注目されるインクホーンさんですが、ラガーや黒などもピカイチに美味しいですよ〜。)
【(参考)この記事で使用しているグラスはこちら↓】