ウイスキー

私がウイスキー好きになったキッカケの1本を紹介!アイラモルトの女王“ボウモア12年”を飲んでみました!

こんにちは。お酒と音楽をこよなく愛するバーテンダー見習いです。

本日は、私がウイスキーの虜になったキッカケの1本を紹介したいと思います。恋人に初めて出会った時のような感動を鮮明に覚えていますし、今もずっと飲み続けているお気に入りのスコッチです。

ということで本日は、ウイスキーに挑戦したいけど何かオススメはある?スモーキーで美味しいスコッチは?こんな疑問にお答えしたいと思います。

結論から言えば、もちろんオススメは“ボウモア”(今回は12年)です。本日も実際に飲みながら紹介していきたいと思います。

ボウモアと出会ったキッカケ

私は、もともとビールやカクテルを中心にお酒を楽しんでいましたが、ウイスキーに興味を持ち始めてから、いろんな本を読んでいる中でボウモアの存在を知りました。

もちろん当時も身近にあるようなウイスキーは飲んだことがありましたが、自分のお気に入りを見つけたい、美味しいウイスキーを飲みたいという一心で当時ドキドキしながら購入した1本がボウモアでした。

一口目を飲んだ時の感動は今も忘れられないですね。

ボウモアというシングルモルト(スコッチ)

ボウモアは、スコットランド南西部に位置するアイラ島で生まれているシングルモルトスコッチで、ゲール語で「大いなる岩礁」を意味しています。

特徴は、圧倒的に魅力ある香りだと思います。ピート香(泥炭)とスモーキーさの中に、海やヨード(海草)、華やかな香りがかすかに混ざり合うようなかなり特徴的な香りです。

蒸留所が海に面していることもあって、気候上「海×ピート」がテーマになるウイスキーだと思います。

これがピートの写真です。シダやコケ類などが堆積してできた泥炭のことを一般的にピートと呼んでいます。

ピートについて簡単に補足

スコットランドでは、1300年頃から始まった小氷河期の影響で、ほとんどの樹木が消滅したと言われています。その一方で、樹木が消滅した広大な土地に現れた泥炭沼地がピートの誕生と言われており、現在は、一部地域において一般家庭の燃料や、蒸留所の麦芽乾燥用の燃料などで使用されています。

アイラモルトにおけるピートは、燃やした時に発生する香り高い煙が麦芽に付着して、最終的には独自のスモーキーフレーバー(医薬品系のフレーバー)を生み出すという役割を持っています。

アイラ島最古の蒸留所

ボウモア蒸留所は、アイラ島の中心ロッホインダール湾を望む場所で稼働しており、創業が1779年からなので、これまで約250年近くの歴史あるアイラ島最古の蒸留所となっています。

蒸留所には潮風が熟成庫に吹き付け、樽にまで浸透してしまうことから、樽詰め後の熟成は本島で行なっているようです。

蒸留所の一番の特徴としては、「フロア式モルティング(製麦)」というかなり手間のかかる製法をずっと続けている部分だと思います。近年はドラム式モルティングが主流で、ほとんどが巨大なドラムの中で一元管理をしている中、木製シャベルで手作業の撹拌を行うフロア式は、かなり職人気質の武骨な製法と言えます。

ただ逆に考えると、この手間をかける工程から独自のフレーバーが生まれているので、もしかするときっちりとした代替製法が無く、やめられない部分もあるのかもしれないですね。

実際にボウモアを飲んでみました!

ということで、実際に飲んでみたいと思います。

 

パッケージはこんな感じです。スコッチらしいフォルムです。昨年くらいにデザインの変更が一部ありました。

 

原産国はしっかりスコットランド表記になっています。早く飲みたい。

 

準備完了です。氷は市販のものを使用したいと思います。

 

スモーキーフレーバーが香ってきます。

 

完成です。写真はダブルで作りましたが、一番おすすめの飲み方は、ボウモアと同じ分量の水を加水する「ハーフロック」です。私も途中で加水しながら飲んでみたいと思います。

テイスティング結果(感想)

銘柄 ボウモア12年(700ml)
価格帯 3500円から4000円程度
タイプ シングルモルト
外観 薄めの琥珀色
香り 柑橘系と煙の混ざった香り(スモーキー)
味わい 強い香りとともに、一部ビターチョコレートのような苦味
加水による変化 香りは残りつつも、角が無くまろやかな味わいに変化
余韻 スモーキーフレーバーが比較的長く継続

でした。いつ飲んでも、かなりバランスの良いフレーバーを持ったスコッチだと思います。

余談ですが、現地の方は牡蠣にボウモアをつけて食べていたりします。ということもあって、一緒に食べるものは、どちらかというと甘いものよりは貝や魚をはじめ、塩気のあるものがお口に合うと思いますよ(^ ^)

おわりに

本日は、アイラモルトの女王「ボウモア(12年)」を飲んでみました。好みが分かれるフレーバー、テイストですが飲んだことのない方には是非オススメしたいウイスキー(シングルモルトスコッチ)です。

繰り返しになりますが、私はボウモアがきっかけでウイスキーの虜になりました。興味のある方は深い幻想の世界を一緒に楽しみませんか?

ということで本日は以上になります。最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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