こんにちは。お酒をこよなく愛するバーテンダー見習いです。
本日は、ワインとはどのようなお酒なのか?について、歴史的な部分を中心に紹介したいと思います。
そもそもワインとは?
ワインは、ぶどうを原料とした醸造酒です。一般的にかなり歴史の古いお酒の一つと言われています。
有史以前から貴重な食料として保存されていたぶどうが自然につぶれ、その果汁がやがて発酵し、アルコールを含む液体となった・・
これがワインの原型と言われています。
古代エジプトの壁画や、旧約聖書にも登場しているワイン。人類ととても長いつきあいのお酒と言えますね。
ワインの分類とは?
- ここでは一般的なワインの4つの大分類を紹介したいと思います。
- 1 「スティルワイン(非発泡性ワイン)」
- 炭酸ガスを含まない状態で製品化されたワイン。一般的に「ワイン」といえば、このスティルワインを指す。赤・白・ロゼがあり、アルコール度数は9~15度程度。
- 2 「スパークリング・ワイン(発泡性ワイン)」
- 炭酸ガスを中に封じ込めた発泡性のあるワイン。フランスで造られたシャンパンなどが代表的。
- 3 「フォーティファイド・ワイン(酒精強化ワイン)」
- ワインの醸造過程、若しくはベースとなるワインにブランデーなどを添加し、全体のアルコール度数を15~22度程度まで上げて味わいのコクや保存性を高めたもの。スペインのシェリーなどが代表的。
- 4 「フレーヴァード・ワイン(香味付けワイン)」
- スティルワインに薬草や果汁、香辛料、甘味料などを加え、独特の風味をつけた香り高いワイン。スペインのサングリアやイタリアのヴェルモットなどが代表的。
ワインの歴史(世界編)
ワインの歴史は、ブドウの歴史でもあると言われており、その始まりは、一説には紀元前8000年ごろともいわれています。
紀元前8000年( ´Д`)y・・・
紀元前8000年といえば、世界中でまだ石器が一般的に使われていた時代で、日本の歴史でいえば縄文時代です。
エジプトでも、壁画などにワインを造るための道具が描かれていたことから、紀元前4000年代にワインが造られていたと考えられているようです。そんな昔から、「酔う」ことは存在していたのでしょうか。驚きですね!
また、西暦1000年ごろの中世ヨーロッパでは、ワインは神聖で貴重なものとされました。
当時の教会や修道院は、学校や研究所といった役割も果たしていたため、ブドウ畑を開墾したりワイン醸造の技術を高めたりと、ワイン造りに注力していたようです。
そうして脈々とワイン文化が継承される中、フランスを中心として発展したヨーロッパのワイン造りは、16世紀の大航海時代になると産地によってさまざまな味のワインが、世界中に広まっていったとされています。
ワインの歴史(日本編)
日本におけるワインは16世紀(室町時代後期)に、スペインやポルトガルから伝わったとされています。
当時(1549年)鹿児島を訪れたイエズス会の宣教師フランシスコ・ザビエルは、キリスト教を布教したい土地の大名にワインを献上することで、布教の許しを得ようとした、という話も残っています。
これで各地の大名は、ワインの存在を知ったそうです。
また、日本での本格的なワイン醸造が始まったのは、明治政府が鎖国政策を解き開国してからと言われています。
日本の近代化を進めるために、殖産興業政策の一環として、ブドウ栽培やワイン醸造がおこなわれるようになったことが、日本でのワイン文化のスタートになったようです。
おわりに
ワインの歴史が意外と古いというお話でした。
当ブログでは、オススメのワインも少しずつ紹介する予定ですので、楽しみにしていて下さいね٩( ‘ω’ )و
最後まで読んでいただきありがとうございました!