ビールってエール(上面発酵)やラガー(下面発酵)の大別があって、さらにポーターやヴァイツェン、ピルスナーなど様々なスタイルがあるわけですが、この各々のスタイルを決めてる定義は存在するのか?
こんにちは、minaraiです!
今日はそんなお話を書いてみたいと思います!
結論なんでもあり
結論から書きますと、ほぼなんでもありです。
“明確な選定基準がない”が答えになります☺️
どのスタイルに当てはまるかについては、自己申告によるところが多いのが現状で、ブルワー(醸造家)はその時々のトレンドを追っている、というのが実情になっています。
例えば「このビールはIPAです!」とアピールしているビールでも、特有の苦味がないものがあったりしますし、繰り返しになりますが、あくまで自己申告という部分が強いんですよね。
でも、そのおかげでオリジナリティに溢れたビールがたくさん生まれているのも事実なので、この緩さがビール界の良い点でもあると思います😌
世界中で再現されるスタイル
ビールは原料とレシピで特徴が決まる技術のお酒なので、それらを使用すれば、理論上、世界中のどのブルワリーでも全スタイルのビールを作れる、ということになります。
明確な基準がないので。
ワインやウイスキーと決定的に違うのがこの定義付けに関する“自由さ”です。今クラフトビールブームが巻き起こっている背景にはこういった要因もあったりするんですよね!
歴史で確立されているビアスタイル
そんなビアスタイルですが、現在では世界全体で140以上のスタイルが存在すると言われています。その中には、長い年月を経て培われてきたスタイルも多く存在していて、
例えばチェコのピルスナーやイングランドのポーターは不純物の少ない水の性質から生み出されていますし、
イギリスのインペリアルスタウトのアルコール度数が高いのは、当時、各国に輸出するために保存力を高めたかったからです。
こんな風に成り立ちを歴史から辿っていくと、多くのスタイルが数世紀をかけて継承してきたものであることが分かりますね✨
おわりに
ということで、本日はこの辺で終わりにしたいと思います。
ビアスタイルのリストについては、世界中のメディアや協会などが毎年更新しているので、web上で覗いてみても面白いかもしれないです。
ただ、スタイルの議論はメディア間で常に起こっていますし、あくまで製造者の自己申告によるところもあるので、参考程度にすることをオススメします。
それじゃ、またねー。