minaraiです。
さて、今回はジャックダニエル ブラック Old No.7を解説したいと思います。
この記事ではこんな悩みを解決したいと思います。
ジャックダニエル(ブラック Old No.7)は甘い?
結論から書くと、バニラやカラメルの香りがあり“甘い”です。
はじめに、実際に飲んで味を確認してみたいと思います!
◯まずはテイスティンググラスでストレート!
キャラメルのような琥珀色。
はじめに香りから。
オレンジやドライフルーツのような柑橘系と、バニラとシロップの甘さ、スモーク、スパイシーな香り。それでいて結構オイリー。
続いて一口。
おー、味もやはりオイリー!!そしてスパイシー。結構辛くて余韻もすごく長い。
全体的にはふわっとしたバニラやカラメルの甘さがありますが、なかなかのスパイシー。
男らしい個性的な味わいです。
◯続いて、オンザロックで!
加水によって、スパイシーさがどこかへ行ってしまった印象。
優しい甘さが残ります。
美味しい!
ジャックダニエル(ブラック Old No.7)は“甘い”テイストですが、加水するとより“甘さ”を楽しめます!
【ジャックダニエル(ブラック Old No.7)の概要】
◯原産国:アメリカ
◯原材料:グレーン、モルト
◯アルコール分:40%
◯参考価格:2,220円/本 ※700mlの場合
ジャックダニエルってどんなウイスキー?
ジャックダニエルはアメリカで最も売れているウイスキー。
いわゆるアメリカンウイスキーです。
簡単に歴史から紹介しますね!
ジャックダニエルはじまりの歴史
ジャックダニエルの生みの親“ジャスパー・ジャック・ニュートン・ダニエル”は、1846年にテネシー州リンカーン郡に誕生。
幼少期から家庭内での問題を抱えていたジャックは、6歳で家出。
その後、副業でウイスキーづくりをしていた、牧師のダン・コールのもとで暮らし始め、若いうちからウイスキー蒸溜技術を取得していたと言われています。
1860年には、コール牧師がウイスキーづくりを辞めることになり、その後を引き継ぎ、わずか14歳で本格的な蒸溜を開始。
ジャックダニエルはバーボンウイスキー?
ジャックダニエルはアメリカンウイスキーですが、バーボンウイスキーではなく、テネシーウイスキーです。
ですが、原料などがバーボンと全く違うわけではなく、実際はバーボンとほぼ同じです。
大きな違いは、
・テネシー州で作られていること
・チャコールメローイングというろ過を行うこと
の2つだけです。
一つずつみていきます。
テネシー州で作られている
テネシー州というこだわりだけで、「ジャックダニエルはバーボンではない!」といっています。
なぜか?
ここには戦争の歴史が関係しているんですよね。
1861年から1865年にかけて起こった、「南北戦争」
当時、テネシー州は南軍。
北側に隣接するケンタッキー州も南軍・・・のはずが裏切ってテネシー州と開戦。
結果は、テネシー州(南軍)がボロボロになるというもので、これが決定的な亀裂となって今でもバーボンを名乗らないと。
つまり、“歴史的背景”があるということですね。
個人的には暗い過去は水に流して、アメリカNo.1バーボンを名乗っても良い気がするけど、根深い問題なんだと思います。
チャコールメローイング(ろ過工程)
テネシーウイスキーの多くは、チャコールメローイングというろ過工程を採用しているというのが特徴。
(※この製法の採用有無で、テネシーウイスキーか否かが決まるわけではないです。)
チャコールメローイングは、サトウカエデの木を燃やして木炭を作って、その木炭をろ過容器(約3m)に敷き詰め、木炭を通しながらゆっくりとろ過するもの。
です。
もう一度まとめると、
・テネシー州で作られていること
・特徴的なろ過工程(チャコールメローイング)を行っていること
この2つがバーボンウイスキーとの大きな違いになるということです(*´꒳`*)
おわりに
てなわけで、今回の記事ではジャックダニエル(ブラック Old No.7)の味、歴史や特徴などを紹介・解説させていただきました。
最も売れているアメリカンウイスキーの味わい、是非体感してみて下さいね!
では、今回はこの辺でおわりにしたいと思います。