こんにちは。お酒と音楽をこよなく愛するバーテンダー見習いです。
さて、本日は私の世界三大好きウイスキーの1つ、“マッカラン”について書いていきたいと思います。ウイスキー好きの方にはもちろん、ウイスキー初心者で興味はあるけど何を飲んでいいか分からない、という方にも絶対的にオススメしたいウイスキーです。
多分、これを飲んでウイスキーを嫌いになる方はいません。他と比較して、圧倒的に日本人の口に合う味だからです。嘘ではないです。
ちなみにマッカランはスコッチ、シングルモルトウイスキーで、ウイスキーの種類に関する基礎知識などは過去に書いているので、興味がある方は是非!
マッカラン蒸留所
ウイスキーは、製造される蒸留所ごとに特徴を持っていて、各蒸留所の製造工程や使用樽、水、風土などで味が全く異なってきます。なので、今回はマッカラン蒸留所の特徴も少し紹介したいと思います。
マッカラン蒸留所は、スペイ川西岸(スペイ川中流のクレイゲラキ村の対岸)に建築されています。生産区分でいえばスペイサイド(スコットランド北部)で、このスペイサイドは50以上の蒸留所が立地している一大産地ですが、その中でも群を抜いて輝きを放つマッカランを生み出しているのが、この蒸留所になりますね。
他の蒸留所と比較した場合の特徴としては、①バーボン樽ではなく、高級シェリー樽(重厚なコクのある辛口シェリー樽)の使用、②良質な湧水を使用、③スペイサイド最小の直火蒸留釜での蒸留だと思います。
ただ、2004年にはバーボン樽の使用も一部取り入れながら、ファインオークシリーズ(←美味しいです)や、最近では、ヨーロッパ、アメリカオークを融合したダブルカスク(←最高です)も販売されているので、マッカランが全てシェリー樽によってつくられたもの、というわけではないですが、①で書いたシェリー樽がもたらす圧倒的なコクとナッツのフレーバーは絶対的な特徴だといえます。
マッカランの持つ異名
インターネットで“マッカラン”と検索すると結構出てくるのが、「ロールスロイス」という言葉です。これが、マッカランの異名的な感じで世間では認知されてます。
これは、過去にロンドンの老舗百貨店ハロッズのウイスキー読本で紹介された際に「マッカランはシングルモルトのロールスロイス」、と絶賛されたことがきっかけで広まったものですね。
ちなみに、ロールスロイスといえば「世界一の高級車」で、各国の王族が乗っていたりする車ですが、そのくらいの品格を持った“テイスト”だと評価されたのだと思います。
また、一説ですがマッカランという由来は、ゲール語で肥沃な土地を意味する「Mac」と18世紀のキリスト教僧侶「Ellan」が混ざってできたようです。
日本で初めてマッカランを提供したバー
これは、銀座の老舗バー「DOULTON(ダルトン)」です。マスター石澤實(こくざわみのる)氏が1968年に開業したダルトンで日本初のマッカランが並びました。
マッカランを飲みたい、好きになったという人は是非訪れてほしいです。日本のバーでマッカランといえばこのダルトンです。現在は、石澤氏のご子息がバーテンダーとして最高のマッカランをつくってくれますよ!
○ DOULTON(ダルトン):東京都中央区銀座6-5-14 能楽堂ビル別館4階
マッカラン・シェリーオーク12年を実際に飲んでみた
ということで、実際に飲んでみました。今日は、シェリーオークカスク12年をいただきます✌︎(‘ω’✌︎ )
パッケージはこんな感じですね!
色は少し薄めの琥珀色ですね。今日は、オンザロック・シングルでいただきます。
フレーバー:バニラの甘い香りです。
テイスト:フルーティーさとバニラのような甘みが混ざりあって鼻に抜けてきます。
フィニッシュ:甘さが残りつつ、最後は爽やかな味わいがずっと口に残る感じです。
結論:完璧に美味いです!
水とウイスキー1:1のトワイスアップやストレートもオススメのウイスキーです。勿体無い気がしますが、ハイボールにしても合います。
終わりに
本日は、私の大好きなウイスキーを紹介しました。マッカランを初めて飲む際は、価格帯を考えてもシェリーオークが間違いないと思います。
では、今日はこの辺で終わりにしようと思います。読んでいただきありがとうございました!