みならいです。
今回紹介するのは、茅ヶ崎、PASSIFIC BREWINGさんの“PASSIFIC IPA”!!
パシフィックさんの定番の一つで、こだわり抜かれた一本。
今回のバッチは「生絞りの柑橘のような果汁感」の要素が特にはっきりしているとのこと・・(はよ飲みたい。。)
今宵も実際に飲みながらレビューをお届けしてまいります〜!
Passific Brewing“PASSIFIC IPA”の概要
概要です!
○ 原材料:麦芽(イギリス産)、オーツ麦、ホップ
○ スタイル:IPA
○ 度数:6%
○ 内容量:350ml
ビアストーリー(コンセプト)!
(以下、passific brewing公式インスタグラムページから引用)
クラフトビールとその初期衝動。
今からおよそ10年前、地元のビアパブで飲んだGreen Flash Brewingの「West Coast IPA」が全ての始まりでした。
それまでにも、いわゆる”普通のビール”とは違うものを飲む機会はありました。
“Hoegaarden”に始まり、”Bass Pale Ale”や”CHIMAY”など。
けれども、前述の「West Coast IPA」は一口飲んだ瞬間に電撃がはしりました。よくある表現ですが、本当に電撃がはしりました。
それからというもの、毎週休みになると日銭を握り締め(当時バイトは日払いでした)クラフトビールを求め色々なところへ行きました。
次第に「クラフトビールを仕事にしたい」と思うようになり「どうせやるなら造りたくなるだろう」と意気込み、知識も経験もないままビール道へ。
気づけば醸造所を構え、こうして新しい商品をリリースするために、自分で造ったビールを飲みながらこの文章を書いている。
Passific Brewingの源流を遡った先には、一杯のビールがあり、言い換えると一杯のビールが一人の男の人生を大きく捻じ曲げ、大借金を背負ってまで、ビール工場を作らずにはいられなくなってしまった、という訳だ。
それくらい、”IPA”には思い入れがあり、今でも「一番好きなビアスタイルは?」と聞かれると食い気味に「IPA」と答えている。
時は流れ、当時からは想像もできないほどIPAを取り巻く環境は変わっている。もはやIPAという言葉ではその全てを表現できないほどに。
さて、このビールが何系のIPAか?と聞かれると既存のスタイルだとうまくハマる場所がない絶妙な存在となっていると思う。
言葉で説明するならば「ヘイジーという概念がなかった頃に存在した、フレッシュが故の濁りを纏った、苦味のハッキリしたIPA」と答えるだろう。
(フレッシュで苦味のハッキリしたなIPA、大好物です・・)
実際に飲んでいきたいと思います。
Passific Brewing“PASSIFIC IPA”の香り
ということで、まずはグラスへ。
キメの細かい泡。
深みがかったアンバー色。
濁りと、こまかく舞っている澱がそそります。
アロマを確認。
(くんか、くんか。)
・・・
むほぉ〜!!
フレッシュでみずみずしいトロピカルな柑橘。
マンゴー、草、ちょっぴりメロン、キャンディなど。
甘い柑橘の雰囲気です!
Passific Brewing“PASSIFIC IPA”の味
お次に一口。
大きく含んで・・もにゅもにゅ。
・・・
ぷはぁ〜、うんまぁぁ〜!!
これは相当に美味いIPAだ・・
(今年飲んできたIPAで一番好きかも。)
全体的にはフレッシュな柑橘フレーバー。
(柑橘果汁を丸ごと飲んでいるような味。)
何と言っても、苦味と甘味と旨み(コク)のバランスが卓越しすぎている。
口に含むとグッと強い苦味が押し寄せてくるんだけど、喉を通った後は緩やかな優しい甘味があって、余韻の旨み(コク)の広がりもすごい。
しつこすぎず、スッキリしすぎず。
一言で、最高にうまいです!
個人的に頻繁に飲みたいIPA。
特にIPAファンには是非手にとってみてほしい一本です。
では、今回はこの辺でおわり〜。