ブログとTwitterが好きすぎて一日中そればっかり考えているminaraiです。
さて、お酒を飲む機会が多くなる年末年始ですが、特に気をつけなきゃいけないのが、“飲酒運転”ですよね。
今日は、飲酒運転で捕まるとどうなるかについて、私の身近にあった事例なども踏まえながら解説していきたいと思います。
飲酒運転で捕まるとどうなるのか?
想像がつくと思いますが、かなりの高確率で失職、社会的信用を失う、場合によっては家族すら失うことになります。犯罪ですからね。
行政処分としては、免許点数の減点(場合により免許の取り消し)。
刑事罰としては、酒酔い運転だった場合、5年以下の懲役又100万円以下の罰金だったりします。さらに民事責任や社会的制裁も加わるので、容易に社会復帰はできないことになりますよね。仮に死亡事故などの人身事故も加わると、罰則はこんなもので済まないです。
繰り返しますが、日本で酒酔い運転をしたら、そう簡単に社会には戻れないと考えて良いと思います。
ここから少し深掘りしていきますね。
そもそもどんな罪か
直接的には道路交通法の違反です。これが道路交通法第65条第1項から第3項までの抜粋になります。
(酒気帯び運転等の禁止)
第六十五条 何人も、酒気を帯びて車両等を運転してはならない。
2 何人も、酒気を帯びている者で、前項の規定に違反して車両等を運転することとなるおそれがあるものに対し、車両等を提供してはならない。
3 何人も、第一項の規定に違反して車両等を運転することとなるおそれがある者に対し、酒類を提供し、又は飲酒をすすめてはならない。
つまり、酒気を帯びた人が運転するのはもちろんのこと、「あー、この人飲んだ後運転しそう・・」と思った人へお酒をすすめてはダメ!という中身になっています。
お酒を提供したお店、一緒に飲んでいた人も罪に問われるケースがあるのはこのためです。
危険ですよね。
2種類の違反(酒気帯び・酒酔い)
それから飲酒運転の違反には酒気帯びと酒酔いの2種類あります。
◯酒気帯び:アルコールを体内に保有した状態で車の運転をした違反
◯酒酔い :呼気中のアルコール量とは関係なく、正常な運転ができない状態で車の運転をした違反(ロレツが回っていないなどの状態)
です。
違反基準など
違反になるかどうかの基準はこんな感じです。
酒気帯び運転の場合
呼気1L中のアルコール量 | 違反の点数 | 免許処分・刑罰 |
0.15mg以上 0.25mg未満 | 13点 | ・90日間の免許の停止 ・3年以下の懲役又は50万円以下の罰金 |
0.25mg以上 | 25点 | ・免許の取り消し(欠格期間2年) ・3年以下の懲役又は50万円以下の罰金 |
0.15mg未満であれば、違反となりません。この数字が基準値になってきます。
酒酔い運転の場合
アルコール量 | 違反の点数 | 免許処分・刑罰 |
ロレツが回らないなど酒酔い状態 | 35点 | ・免許の取り消し(欠格期間3年) ・5年以下の懲役又は100万円以下の罰金 |
これは完全にアウトです。
身近で起きた事例
補足で、これまでに私の身近で起きた事例を少しだけ書きますね。
ケース1(自分の場合:酒気帯び運転をしそうになった時の思考回路)
・飲み会後、代行サービスを利用して帰宅しようとしたけど、なかなか捕まらない。しかもそこまで酔っていない。なんなら手持ちのお金もないし、ATMも面倒。運転しちゃおっかな・・・
→ こんな感じ。結果、車の中で代行を待ちました。何があっても絶対に運転してはダメです!
ケース2(知人Aの場合:酒気帯び運転で捕まる)
・朝までまちなかで飲んでいて、車の中で2時間ほど仮眠をとって運転。運転中に道路構造物を破損させる自損事故を起こした。
→ 40歳以上の方でしたが、会社を辞め、退職金は1円も出ず、現在何をしているか分かりません。全てを失った感は強い。
ケース3(知人Bの場合: 酒気帯び運転をして事故を起こした人の身代わりになった)
・知人Cが酒気帯び運転で事故を起こし、知人Bに連絡し、替え玉になるように依頼。知人Bは警察に対して、「私がやりました」と言い張った。
→ 本人が飲酒していたわけではないので、特段お咎めはなかったみたいですが、会社の信頼などはガタ落ちだったようです。一見良い人そうに見えるかもしれないですが、これは身代わりになった人も犯人隠避罪(刑法103条)の適用を受けることになり、一般的には2年以下の懲役又は1万円以下の罰金になるんです。
飲酒運転は、一瞬の誤った判断が一生を棒にふる可能性もあるので本当に気をつけたいですよね。
おわりに
本日は、飲酒運転で捕まるとどうなるのかについて簡単に解説してみました!
もし見つからなければ大丈夫と考えているのであれば、絶対にやめてくださいね。悪事は必ず表に出ますし、成人であれば実名・顔も世間に公開されて社会復帰が極めて難しくなると思います。
それと、自己管理という観点では、アルコールチェッカーを常に携帯することも大切ですよね。
ちなみに私はいつも持ち歩いています😌
ということで、今日は飲酒運転をテーマに書かせていただきました。
飲みに行くときはできる限り公共交通を利用して、車を会場まで持って行かないことをおすすめします。
飲酒運転だけはお互い気をつけましょう😌それではまた。