今は個人の時代と言われていたり、それすらも終焉を迎えてコミュニティやチームの時代だと言われていたり、とにかく一日一日の流れるスピードが尋常ではない。
毎日毎日ネガティブなニュースが流れ、情報に溢れ、モノに溢れ、雑多な念に溢れる日本と化している気がする。
個人差はあるにせよ、歩き疲れてしまうときもあると思う。
そんな時は一度止まって夜空を見上げて星空を見てほしい。自分もそうしてるから。そう思ったので筆をとりました。
今日はそんなお話。
お星様になってみんな見ている
小さい時には、ばあちゃんや母から死んでしまった人はみんなお星様になるんだよ。ってよく聞かされたのを覚えている。
もの心ついてからも、夜になると空を見上げて無数にある星の中からその人達を探しながら、どこかで見てくれているのかな、と思うとなんだか安心したようなホットした気持ちになった。
「疲れたなら休みなさい。そしたらまたゆっくりでもいいから歩きだして、自分の人生を懸命に生きてきなさい。」
そんな声が聞こえてくる気がする。
人は一人だけど一人ではない。どんなに辛くても今一人ではないでしょ?
たとえ家族や友人、親戚その他自分の周りに誰もいなかったとしても、お星様になったみんなが見てくれている。
完全な一人ぼっちなんてありえない。
先人達が繋いでくれた未来を生きている
そういう感覚が私にはある。
私は戦時中には生まれてもいなかったけど、戦争で犠牲になった多くの日本国民の先人が繋いでくれた未来が今であって、それは事実だと思っている。
その先人の方々が何を思っていたか。多分“生きたかった”それだけだと思う。
お金を稼ぐ、成功する、失敗する、落ち込む、満腹になる、ゆっくり寝る。
どれもできなかったはず。そして「ただ生きる」それすらも叶わなかった。
だけど私たちは今それらを全部できる。全てをできる枠の中でただ上手くいかないだけ。つまるところ大したことじゃない。贅沢な悩みを抱え混みすぎている。
そんな風に思う。
だから、疲れたら一旦手を止めて足を止めて星空を見てほしいんです。私もそうしています。
ほら、死んでしまった大切な人も先人の方々もみんな、あなたが今自由に生きているのを見て、苦しみながらも一生懸命に生きているのを見て微笑んでいるでしょ?